ルビーの日本語名は、紅玉。
鮮烈な華やかさを持つルビーは、太陽にあててみると、炎が燃えているような赤い光を出します。ルビーには様々な性質の光に反応して赤い光を出すという性質があり、さらには紫外線を当てると炎のように光ります。
この、ルビーの美しい発色は含まれるクロムという物質量により異なります。
7月の誕生石 ルビー
宝石言葉は、 情熱、仁愛、威厳 。
燃え盛る炎のような赤色が印象的なルビー。
世界各国で7月の誕生石として愛されています。
古代インドでは、戦いの勝利祈願のために秘薬として砕いたルビーを飲んでいたそうです。
そのくらいルビーは力があるものとされ、崇めれていました。
最高級のルビー
最高級のルビーと称される「ピジョン・ブラッド」はミャンマーで採掘されます。タイやスリランカなど、他のアジア諸国でもルビーは採掘されますが、ミャンマー産のルビーは採掘量がほかの国の1/10と少なく、非常に入手しにくいものとなっています。
また、近年ではミャンマーの政府による鉱山の国営化や紛争等で供給量が不安定になっていることから、ミャンマー産ルビーは限りなく「幻」に近いものとされています。
ちなみに最も高値で取引されたのは2015年スイス・ジュネーブのオークションで約37億円落札された25.59カラットの”サンライズ・ルビー”と名付けられた、人工による処理を施していない貴重なもの。
フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトの姪マチルダ・ボナパルトが所有していたものとされています。
最高価格で取引されたビジョンブラッド。
歴史的価値も、宝石としての価値も高いことが伺えますね。