誕生石のルーツ『星座石』って何?あなたにピッタリの天然石はどれ?

星占い

日本で広く知られている誕生石ですが、誕生石に使われている石は高価なものが多く、手が届かない場合や「なんだか自分にしっくりこない」と感じることもあるでしょう。

実は誕生石という概念の他に、ヨーロッパでは『星座石』というのがあります。

今回はヨーロッパで広く知られている『星座石』についてその起源や、背景、おすすめの天然石をご紹介します。

『星占い』と『星座石』の起源

私たちの生活に浸透している星占いは正しくは西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)といい、今から2600年前の現在のイラクの一部で誕生したと言われています。星占いに出てくる12星座はこの西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)中の一部です。

古代の人々は毎日満ち欠けする月、月食や日食を恐れ、尊いものだと崇めてその様子を見て吉凶を占っていました。

そして、星が一定の位置になると季節の変わり目が来ることに気付き、たくさんある星をグループに分けて、88の星座を作りました。

この88星座のうち、太陽の通り道(当時は地球が太陽の周りを回っていると考えられていた)となる星座が12あり、星占いの星座として定められました。

星占いの星座はその人が生まれた時に輝いている星座や惑星を示しています。

そして星座石は、この12星座のイメージや神話、守護星から占星術師達が体験的に選んだとされています。

古代の人々は神秘的な星に神々の偉大さを見出し、神話や星座の物語を紡ぎました。その神話や物語が浸透し、神格化された星座や星のイメージに合う宝石を当てはめ、これが『星座石』になったと言われています。

『星座石』と『誕生石』の違いは?

日本でよく知られているのは月ごとに定められた誕生石ですが、これは1912年、アメリカの宝石業界が発表したものがベースになっています。日本では、これをベースに1958年に全国宝石商組合が制定しました。古くから東洋で重宝されてきた珊瑚と翡翠が誕生石に加えられています。

誕生石も元々は西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)や新約聖書ヨハネの黙示録元に定められたものですが、どちらかと言うと守護星や神話等の意味を優先したわけではなく、商業的な意味が強かったとされています。

当時は世界各地で誕生石がバラバラだったため、商業上の統一を図るために制定されたのが今広く知られている誕生石ということになります。

12星座の特徴とおすすめの『星座石』

おひつじ座(3/21~4/19)

おひつじ座の人は何事にも果敢に立ち向かう活動と勇気のある人です。守護惑星は火星で赤系の天然石が星座石に多く見られます。ルビーやガーネット、インカローズ、珊瑚があります。

<おすすめの星座石>

ルビー

勝ち取るまで諦めない不屈の精神を持つ石です。勝利の石とも呼ばれ、勝負事、スポーツなど何かに取り組んでいる人に大きな力をくれるとされています。

何事にも果敢に立ち向かう、おひつじ座を後押ししてくれます。

おうし座(4/20~5/20)

おうし座の人は温厚で愛情深い人です。守護惑星は金星です。周囲をリラックスさせる人柄のおうし座は緑系の天然石が星座石として多く、エメラルド、マラカイト、ぺリドット、翡翠などが選ばれています。

<おすすめの星座石>

エメラルド

人間関係を円滑にし、信頼を高めていく石です。夫婦愛を深めるとも言われています。穏やかな関係を好み、大切なものを常にそばに置きたいと思うおうし座にピッタリの石です。

ふたご座 (5/21~6/21)

ふたご座は、知的で好奇心旺盛、フットワークが軽いのが特徴です。守護惑星は水星で、星座石は黄色系の石が多く見られます。アゲートやシトリン、トパーズやアレキサンドライトなどが選ばれています。また、アクアマリンなどの水色系の石も相性が良いとされています。

<おすすめの星座石>

アゲート

人間関係を豊かにする石です。家族の健康を守る石とも言われます。大切な人たちとの関係を育みながら幸運へ導いてくれるとされています。フットワークが軽いふたご座の交友関係を実りあるものにしてくれます。

かに座(6/22~7/22)

かに座の人はロマンチストで優しく親しみ易いのが特徴です。守護惑星は月で、白や水色系の天然石が星座石として選ばれています。パールやムーンストーン、アクアマリン、サファイヤなどがあります。

<おすすめの星座石>

ムーンストーン

ムーンストーン

高い保護力を持つ石です。心と体、ホルモンバランスを保ち、精神を安定させる効果があるとされ、大切な人を守る力があると言われています。

優しく親しみやすいかに座の心と体を守ってくれます。

しし座(7/23~8/22)

しし座の人はプライドが高く、リーダー気質で何事にも自分らしさを大切にする人です。守護惑星は太陽で赤やオレンジ系の天然石が星座石に多く、トパーズや琥珀、カーネリアンやガーネットなどが選ばれています。

<おすすめの星座石>

カーネリアン

勝利の石として珍重された石です。屈しない強い心と立ちはだかる壁を乗り越える強さがあると言われています。家族と一族の繁栄を守るとも言われていて、リーダー気質のしし座にピッタリの石です。

おとめ座(8/23~9/22)

おとめ座の人は聡明で冷静、優れた分析能力を持つ人です。守護惑星は水星で黄色系の天然石の他にも青系の天然石が見られます。黄色系では

トパーズやシトリン、アゲート、青系ではラピスラズリ、サファイヤなどが選ばれています。

<おすすめの星座石>

ラピスラズリ

ラピス

世界最古のパワーストーンとも言われ強力な守護の力を持つ石です。持ち主を不運から守り、強運をもたらすと言われています。

計画や分析が得意なおとめ座にとって試練を乗り越える支度を万全にしてくれる石です。

てんびん座(9/23~10/23)

てんびん座の人はバランスの取れた人柄、優雅な社交家であることが特徴です。守護惑星は金星で、おうし座と同じく緑系の天然石が星座石として多く見られます。ホワイトオパールやエメラルド、ぺリドットの他にその人の魅力を引き出すようなパワーストーンと相性が良いとされています。

<おすすめの星座石>

ピンクトルマリン

持ち主の魅力を引き出す石です。感受性を豊かにする力があると言われています。社交家のてんびん座の魅力をさらに引き立てる石です。

さそり座(10/24~11/22)

さそり座は直観力に優れ、探究心があるのが特徴です。守護惑星は冥王星で赤系の天然石が多く見られます。ルビーやガーネット、トルマリン、珊瑚などが見られます。

<おすすめの星座石>

ガーネット

努力を実らせて勝利へ導いてくれる石です。勝利の石・実りの象徴ともされています。さそり座の探究心を実りある結果へと導く手助けをしてくれます。

いて座(11/23~12/21)

いて座の人は自由奔放で楽天家、マイペースなのが特徴です。守護惑星は木星で青系や紫系の天然石が星座石として選ばれています。アメジストやターコイズ、スギライト、ラピスラズリなどがあります。

<おすすめの星座石>

ターコイズ

ターコイズは旅人の安全を願って持たれた石です。物事を始める際に意欲を引き出すポジティブなエネルギーを持っていると言われています。自由に生きることが好きないて座にピッタリの石です。

やぎ座(12/22~1/19)

やぎ座の人はひたむきな努力家で自律精神に優れているのが特徴です。守護惑星は土星で他の星座とは違い、様々なカラーの天然石が星座石として選ばれています。オニキスやアメジスト、サファイヤ、ターコイズ、琥珀などバリエーションが豊かです。

<おすすめの星座石>

オニキス

精神と体のバランスを保つ石です。意思を強く持ち、悪い誘惑から守ってくれると言われています。やぎ座のひたむきな努力が報われるのを助けてくれる石です。

みずがめ座(1/20~2/18)

みずがめ座の人は独創的で知恵者であることが特徴です。守護惑星は天王星で青系や黒系の天然石が星座石として多く見られます。サファイヤ、アメジスト、ヘマタイトなど落ち着いた色の石が多くなっています。

<おすすめの星座石>

アメジスト

迷いをなくし、冷静な判断を促す石です。直観力に優れ、隠れた才能を引き出すとも言われています。独創的なみずがめ座の能力をパワーアップしてくれる石です。

うお座(2/19~3/20)

うお座の人は感受性が強く繊細、直観力が優れているのが特徴です。守護惑星は海王星で紫系や緑系の天然石が星座石として多く見られます。アメジスト、アオライト、アクアマリン、スギライトなどが選ばれています。

<おすすめの星座石>

アクアマリン

コミュニケーション能力を高める石です。高いヒーリング効果があると言われています。感受性が強く、繊細な面を持つうお座を治癒・回復させてくれる石です。

お守りとして天然石を選ぶなら『星座石』がおすすめ

今回は、ヨーロッパで広く知られる『星座石』についてご紹介しました。日本でよく知られた誕生石よりも古くから伝わる『星座石』は誕生石に比べて手の届き易い価格の石も多く見受けられます。

高級な宝石が多い誕生石を身に付けるのも素敵ですが、普段着に身につけるには抵抗があるという方もいると思います。

日常的にお守りとして身につけたいブレスレッドやリングなどは、星座石を選ぶのもおすすめです。

天然石のジュエリーを選ぶ際にぜひ一つの基準として取り入れてみて下さい。

星占い
最新情報をチェックしよう!
>