王道レアストーン!グランディディエライト

グランディディエライトは、希少性の高さからコアなファンが多く、レアストーンとして注目度の高い宝石です。2015年に世界的に有名な経済誌のフォーブスが、世界で三番目に高い宝石と評したことをきっかけにその名が広く知られるようになりました。

歴史は新しく、20世紀初めにフランス人学者のグランディディエによって、マダガスカル島で発見されました。発見された当初から近年までは、美しい宝石質のものが採掘されず、価値が低かったため、あまり注目されるものではありませんでした。2000年になってからスリランカで透明度が高く、宝石質のものが採掘さをきっかけに、注目されるように。

色は水色~深緑色をしていますが、2000年に再発見される前は濁りのある不透明なものしかなく、宝石とは言えませんでした。採掘量も少なく、これまでに採掘された量は1トンに満たず、うち透明度が高く宝石として使用出来るものはごくわずか。現在でも1カラット以上になるものは10個もありません。

グランディディエライトは、少ない採掘量の中で透明度が高い宝石質のものはほんの一部であり、中でもネオンカラーの水色をしたグランディディエライトは最上級。人気と希少性はパライバトルマリンに並ぶほど。しかし、産出量が少ないことに加えクラックやインクルージョンが入っていることが多く、カットする段階で砕けてしまい、宝石に加工することは簡単ではありません。

しかし、希少性が高い宝石は硬度が低い場合が多くありますが、グランディディエライトのモース硬度は7.5と充分に高い硬度を持ちます。

現在ではマダガスカル政府が輸出に制限をかけており、入手はますます困難なレアストーンです。

最新情報をチェックしよう!
>