宝石の王様♦ダイヤモンド

美しい輝きを放ち、見る者を魅了するダイヤモンド。
無色透明なものが一般的ですが、他にも様々な色があり、特にピンクとブルーは大変価値があります。
高貴で華やかなダイヤモンドは、宝石の王様として君臨しています。
ではなぜ王様と呼ばれるのか、ご存知ですか?

宝石の王様

ダイヤモンドが宝石の王様と呼ばれるには、2つの理由があります。
一つは、最も美しく輝くこと。
もう一つは地球上で最も硬く、何ものによっても傷がつけられないことです。

ダイヤモンドの語源は、 ダイヤモンドが発見されるまでは、ルビーやサファイアが最も硬い鉱物とされていたので、 当時の人々は大変驚いたそうです。そのため、ギリシャ語で”無敵”の意味持つ「アダマス」と呼んだことが由来とされています。
後にラテン語で「アダマンティス」となり、ダイヤモンドと呼ばれるようになりました。

ダイヤモンドが発見されるまでは、ルビーやサファイアが最も硬い鉱物とされていたので、ダイヤモンドの硬さに大変驚き無敵という意味で名付けられました。

宝石の中で最も硬い

ダイヤモンドは世界の鉱物のなかで一番硬いものとされています。
日本語名は金剛石と呼ばれており、名前からも硬さや強さが現れていますよね。
では、鉱物のなかで、一番硬いダイヤモンドを加工する際にはどうやって加工するのでしょうか?

最もシンプルな方法は、同じダイヤモンドの粉末で加工していくことです。

ダイヤモンドを研磨するには、宝石としては使えない品質のダイヤモンドの結晶を粉末状にし、スカイフと呼ばれる円盤に付着させ、表面を削っていきます。

鉱物のなかで最も硬いとされるダイヤモンドは、ダイヤモンドによって研磨されているんですね。

燃えてしまう宝石

ダイヤモンドの原料は炭と同じ炭素です。
さらに、炭素同士の結合が異常に強い鉱物なので、熱伝導が高く燃えやすい性質をしています。
燃えると二酸化炭素を発生させ、炭素が燃え尽きてしまいます。

果たして、どれくらいの温度から変わっていくのでしょうか?
100℃くらいではあまり変わりません。
大体600℃から黒鉛化し、800℃から発火、炭化していきます。

火事などがない限り、日常で600℃以上の温度になることはまれなので、あまり心配することはありませんが、ライターの火で炙るだけでも輝きが損なわれるかもしれないので注意は必要です。

美しいダイヤモンドの輝きを保つためにも、火には注意しましょう。

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