「メッキ」って「ニセモノ」ってことなの?

「メッキ」と聞くと、「中身の悪いことを隠して表面を飾り、取り繕うこと」というマイナスイメージを抱く方も多いでしょう。しかしジュエリーの世界では、決してそうではありません。

「メッキ」とは、金属や非金属材料の表面を、金属の薄い膜でコーティングすることをいいます。その目的は3つあります。

①保護:金属の変色や腐食を防ぎます。代表的な素材は銀ですが、風合いを出すための変色を良しとする場合等は、敢えてメッキを施さない場合もあります。

②装飾:メッキをかけることで表面の色が均一になり、見た目が美しくなります。

③機能性:銀製品の黒ずみが、衣服や肌を汚すのを防ぐ…など、メッキによって製品の機能性を上げます。

ジュエリーでは、金メッキとロジウムメッキ(銀色)が主流です。特に金メッキでは、イエロー・ピンク・グリーンなど、様々な色味の加工が可能です。

「表面が金色なのに、実際に使われている金属はシルバー」ということはあり、それは決して騙しているわけではありません。

刻印や製品表示等で、使用素材をきちんと確認するようにしましょう。

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