太陽神ラーの石 ペリドット

透き通ったオリーブ色が美しいペリドット

光の屈折率が高く、わずかな明かりでも光を放つため古くからその高い輝きは、

―イブニング・エメラルド― 

夜のエメラルドとも称されています。

鉱物名はラテン語でオリーブという意味のオリビン、日本語名はかんらん石と言います。この鉱物としてのオリビンは、地球のマントルの上部を構成する主な物質で地球上には多く存在しています。 

太陽神ラーの石

古代エジプトでは、 太陽神ラーを崇拝する文化がありました。

死を意味する闇夜に対し、太陽は復活と再生を意味する崇高なもの。
明るい輝きを放ち、夜にも光輝くペリドットは太陽の力を内包していると信じ、古代エジプト人は太陽神ラーの化身として崇め、ラーに祈りを捧げるとき等、パワーストーンとして活用していました。

蛇が守る宝石

ペリドットを盗む者を島に住み着いた蛇が殺してしまう。

紅海にあるゼベルゲット島このような伝説が囁かれていました。このゼベルゲット島では、ペリドットが多く採掘されていました。
ペリドットは太陽のシンボルとされ、権威の象徴として珍重されていた時代。盗みを働くものからどうにか守りたい。そんな一心で蛇伝説が生まれたと言われています。

そんな伝説が流れるほどに、ペリドットは守られ大切にされてきました。

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