神秘の宝石 真珠

まばゆい白い光を放ち、気品に満ちて華やかな魅力を持つ真珠
人魚の涙ともいわれるほどに繊細で、その繊細さは、私たちの心を捉えてやみません。
日本では6月の誕生石として知られ、石言葉は長寿、健、康富とされています。

歴史は古く、紀元前にさかのぼり、日本を始め世界各国で愛されています。かのクレオパトラも美容のために真珠をお酢に溶かして愛飲していたとの逸話もあります。

真珠は海や湖と言った自然が生み出した神秘の宝石で、ある種の貝の体内によって育まれます。色調や大きさなどは、育つ母貝によって異なり様々な表情をみせます。

真珠の歴史

時を遡る事およそ1200年前の平安時代。世界各国でも人気でしたが、日本でも古くから愛されており、万葉集にも登場します。その頃は美しい女性や想う相手への愛情を真珠に例えたりとロマンチックな場面で使われていました。
現在でも、結婚30周年には真珠婚と呼ばれお祝いがされることも。

真珠は愛をモチーフにした出来事には欠かせない宝石なのですね。

真珠の種類

一言で真珠と言っても、種類は様々。
海や湖、育った環境、人工的に手を加えたもの、母貝の種類よっても異なります。

あこや真珠

日本国内で昔から盛んに養殖が行われているあこや真珠。
真珠の色は様々で白の他、ピンクやブルー、シルバーなどがあります。
日本の四季という寒暖差の激しい水温で育つと透明度が高く美しい真珠に育ちます。

白蝶真珠

白蝶真珠は、水温の高い熱帯の海にだけ生息する白蝶貝からとれる真珠で、主な生産国はオーストラリアとインドネシアになります。
白蝶貝は真珠層が厚く、ボリュームがあり華やかさが特徴的です。
色はシルバーとゴールドがあり、産地によって異なります。

黒蝶真珠

黒蝶真珠は美しい黒色が特徴的ですが、ピーコックグリーンと言われるクジャクの羽のような色が希少性が高く、人気で高値で取引されます。
亜熱帯や温帯にかけて広く生息していて、ペルシャ湾やタヒチ、日本では沖縄から高知などに生息しています。

淡水真珠

イケチョウ貝やヒレイケチョウ貝などを母貝とする真珠で、現在そのほとんどが中国で養殖されています。 海ではなく湖や川など淡水のなかで成長することから、湖水真珠と呼ばれたり、イケチョウ貝から池蝶真珠とも呼ばれます。

真珠とファッション

真珠は女性にとって、華やかさをプラスするのにはぴったりなアイテムです。太古の昔からその美しい輝きで私たちを彩ってくれます。
また、日本では真珠のネックレスは冠婚葬祭などの行事には欠かせないアイテムであり、一つ持っていると大変役に立ちます。
冠婚葬祭以外にも、グレードや形をシーンによって変えれば普段使いもでき、かしこまらず使えるものも多くあります。

ぜひ真珠を特別な日だけでなく、日常にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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