結婚指輪に使う金属に、特に決まりはありません。しかし身に着けている時間が長いため、耐久性等に優れた金属が好まれます。その代表格が「プラチナ」です。
世界最大の産出国は、南アフリカ。鉱石1トンからわずか3g程しか採れない希少な貴金属です。加工しやすく、変色もないので、製作過程で色調が損なわれることはありません。合金にすることで硬さを増すこともできます。
化学的にもとても安定しています。大気中や高温でも変色せず、汗や塩素、硫黄、漂白剤等とも反応しません。耐久性に優れ、経年変色もほとんどないので、日常的に長期間着用し続ける結婚指輪には非常に向いている素材といえます。
しかし汚れや細かいキズは、どうしてもついてしまうもの。そんな時は、市販のジュエリークリーナーや中性洗剤を溶かしたぬるま湯に指輪を浸してみてください。柔らかい布等で磨いてから、すすいで水気をふき取れば、輝きが戻ります。それでも気になる場合は、ジュエリーショップなどに持ち込むといいでしょう。プロによる的確なメンテナンスにより、新品のような輝きがよみがえります。