金や銀だけじゃない!結婚記念にまつわる宝石あれこれ

生きていると何かと訪れる節目節目の様々な記念。生まれたことに祝いを捧げ、贈り物をする誕生日のように、結婚周年にも記念があり、贈り物をする習慣があります。

一般的には、25年目の銀婚式や50年目の金婚式が有名ではありますが、実は1年目の結婚から定められています。1年目は紙婚式と呼ばれ、2年目は綿、3年目は革、75年目はダイヤモンドとなり、夫婦の絆の強さを表すように、年数が経過する毎に柔らかいものから硬いものに名前が変化していきます。

結婚記念日をお祝いする習慣はイギリスが発祥とされており、日本に取り入れられたのは明治27年。明治天皇が大婚二十五年祝典を行った事をきっかけに、結婚記念をお祝いすることが習慣化されるようになりました。

10周年目のすず婚式

節目の1つである、10年目は”すず婚式”と呼ばれます。このすずとは、アルミニウムのことを言います。すずは比較的柔らかい金属で、割れることはありません。液体をまろやかな口当たりにすると言われ、コップなどの食器に使われます。割れることなく、まろやかで尖りのない結婚生活が滞りなく送れてきたことの証としてすず婚式とされるようになったとか。

また、結婚10周年目に記念石として送られる”スイートテンダイヤモンド”は、ある宝石会社によるプロモーションではありましたが、10年という記念の節目にふさわしい意味が2つ込められています。変わることがない、不変性により、ダイヤモンドの失われることの無い美しさ、特別な輝きというスペシャリティが魅力で贈られる方が多いようです。

15年目の水晶婚式

水晶のようにくもりがなく澄んだ夫婦関係をお祝いする水晶婚式。透明な色以外にもピンクやシックなスモーキークォーツなど種類は様々あります。ぜひ、15周年目には曇りのない美しい水晶を贈ってみるのはいかがでしょうか。

25年目の銀婚式

銀は磨けばキラキラと光りますが、それだけではなく、いぶし銀のように渋さも表せる。そのような夫婦関係を表しているかのような、結婚25周年目の銀婚式。シルバーのジュエリーを贈るのにはぴったりです。しかし、ジュエリーだけでなく、食器やカトラリーを贈っても記念になりますよね。

因みに、明治天皇が大婚二十五年祝典を行った事をきっかけに、日本でも結婚記念に関するお祝いが一般化されだしたとされていますが、その際に2銭と5銭の記念切手が発行、祝典参加者に金銀の種印が授与されました。この時発行された切手は日本で一番最初に発行された記念切手と言われています。菊花紋の回りに“IMPERIAL WEDDING 25 ANNIVERSARY”という文言が表記されています。

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