ダイヤモンドは一番硬い?宝石の硬さって知ってる?

ダイヤモンドは宝石のなかで一番硬い、逆に真珠は柔らかいから、なるべく繊細に扱わないと傷がついてしまう・・・。など宝石を扱う上で重要な”硬さ”についてこのようなことを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

宝石の硬さを表すものとして、よく聞くモース硬度やヌープ硬度など聞いたことがあるのではないでしょうか?
硬さとは果たしてどのようにして表すものなのでしょうか。

モース硬度とは鉱物に対する硬さの尺度の一つで、あるものをひっかいたときの傷の出来にくさを表します。1~10段階の数値で表され、数字が大きくなるほど硬い物質であることを表します。モース硬度が3のものは、硬度1の3倍強いというわけではありません。

モース硬度の「モース」は、この尺度を考案したドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースに由来しています。

モース硬度が示すのは叩いた時の頑丈さや丈夫さではなく、ひっかき傷に対する抵抗力なので、一番硬いとされる硬度10のダイヤモンドでも、ハンマーなどでたたくと壊れてしまうことがあります。

では、ヌープ硬度とはなんでしょうか。モース硬度よりもより科学的に測定ができる方法で、ダイアモンド圧子で検査物に荷重を加え、できたくぼみと荷重から絶対的な値を表わすものです。数値も0~8500となっており、より細かく数値化して強さがわかります。アメリカのヌープ博士により発案された測定法です。

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