ジュエリー（宝飾品）に使用できる素材には、
①貴金属（金・銀・プラチナ類）
②宝石（天然または人工の宝石素材）
という制限があります。貴金属は、市場価値の高いものとして一般に広く認知されています。また宝石は、希少な石になればなるほど金額が上がっていくもの。こういった素材だけしか使用できないとなれば、ジュエリーの値段がある程度の高額からスタートすることは容易に想像できるでしょう。
さらに、ジュエリーは完成までに実に多くの工程を経て作られます。「素材の持つ市場価値+製作にかかった手間+時間」が金額に反映されることで、結果「ジュエリーは値段が高い」という一般的なイメージに行きつくのかもしれません。
ジュエリーは資産として購入されることも多く、時にその市場価値にばかり目がいきがちです。しかしジュエリーには「それを使用することで、生活をより楽しむことができる」という価値があるということを忘れてはいけません。
普段と違う自分を演出したい、身に着けることで自分に自信を持ちたい、デザインや美しさを楽しみたい…など、使う理由はその人次第。そこには正解も間違いもなく、金額の高低の重要性は存在しません。自分スタイルでそのジュエリーを愛することこそが、ジュエリーの持つ価値を最大限生かすことではないでしょうか。
